こんにちは、ブロードバンド予備校 広報企画課の三井です。
本記事では、「生徒の成績を伸ばすために最適な教材を探している」学習塾の先生方に向けて、参考書学習と映像授業の違いを比較し、それぞれの特性を踏まえた最適な活用方法を解説します。
「どの教材を導入すれば、より効果的に学習を進められるのか?」
「指導の負担を軽減しつつ、生徒の成績向上を実現する方法は?」
このような課題をお持ちの先生方にとって、具体的な指針となる内容となっております。塾の運営方針や生徒の特性に応じた適切な選択を行うための一助となれば幸いです。

ブロードバンド予備校 | 高校生向け映像授業教材
全国 1,900教室以上の学習塾・予備校で採用される高校生向けの映像授業教材です。全国の予備校から選び抜かれたトップ講師陣による高品質な授業を配信し、生徒の学力向上と塾運営を徹底サポートいたします。
また、学習塾・予備校向けのセミナー・勉強会を全国で開催し、最新の大学入試情報から塾運営法などの成功事例などの情報を提供。 「受験対策の質が上がった」「生徒・保護者からの満足度が上がった」と塾の先生方からも高い評価をいただいています。 生徒だけでなく、塾の先生方の指導力向上や運営支援にも日々全力で取り組んでおります。
1. 参考書と映像授業、どちらを選ぶべきか?

高校生向けの塾運営において、「参考書学習」と「映像授業」のどちらを導入すべきか迷うことは多いかと思います。
参考書を活用した学習は昔からある方法で、正しく使えれば効果的です。一方で、近年は映像授業を導入する塾も増えています。それぞれにメリット・デメリットがあり、塾の指導方針や生徒のタイプによって最適な選択肢は変わります。
ただし、一つ言えるのは、「参考書だけで十分な学習効果を得られる生徒は意外と少ない」ということです。参考書学習が機能するためには、かなり高いレベルでの学習管理が求められます。
本記事では、参考書と映像授業を比較しながら、どのように組み合わせるのがベストなのかを解説していきます。
2. 参考書のメリット・デメリット|効果を出せるのはどんな塾か?
参考書を活用した学習のメリット
参考書学習は、自学自習の習慣が身についている生徒には大きなメリットがあります。
- 自分のペースで学習できる
- 追加コストがかからない
- 紙の教材なので、書き込みながら学べる
実際に今は多種多様の参考書が出版されており、効果的に活用できれば参考書を効果的に活用するだけで志望大学に合格することは決して不可能ではありません。
参考書学習の難しさ
しかし、多くの塾にとって、参考書学習を軸にした指導は簡単ではありません。武田塾のように成功している例もありますが、それは厳密な学習管理とコーチングが徹底されているからこそ可能なことです。
例えば、参考書学習で効果を出している塾では、次のような仕組みが整っています。
- 学習ルートが明確に決まっている(何を・いつ・どの順番で進めるかを指導)
- 毎週の確認テストを実施し、学習の進捗を細かく管理している
- 学習習慣がすでに身についている進学校レベルの生徒が多い
しかし、このような体制を整えずに「とりあえず参考書で勉強させる」だけでは、成績向上は期待しにくくなります。特に、以下のような課題に直面することが多いです。
- 生徒が正しい勉強法で進められているか把握しづらい
- わからないところを自己解決できず、学習がストップしてしまう
- 「やったつもり学習」になりがちで、アウトプットが不足する
参考書学習は効果的ですが、しっかりとした管理体制がないと学習効果が下がりやすいのが現実です。高校の学習内容は難しく、単に参考書を渡すだけでは生徒ごとの理解度の差が広がってしまいます。
効果を出すには、指導者が高校の学習内容を深く理解し、どの参考書をどの順番で使うべきかを的確に判断する力が必要です。また、生徒ごとの進捗を継続的にチェックし、適切に学習計画を修正する管理能力も求められます。
このように、参考書学習を塾で成功させるには、膨大な知識と徹底した管理が欠かせず、指導の負担が非常に大きいのが実情です。
3. 映像授業のメリット・デメリット|どんな塾に向いているか?

映像授業を活用するメリット
映像授業は、プロ講師のわかりやすい解説を生徒が繰り返し視聴できる点が大きなメリットです。特に、以下のような利点があります。
- 難しい単元を視覚的に学べる(数学の図形や物理の運動など)
- 生徒が理解できるまで繰り返し視聴できる
- 講師の負担を軽減し、より多くの生徒を受け入れられる
- 講師の人件費を抑えつつ、安定した授業料収入を確保できる
- 中学生メインの塾でも、高校部を効率よく運営できる
また、映像授業は生徒ごとに柔軟に学習進度を調整できるため、個別指導塾との相性が良いです。少人数の講師で運営する塾でも、映像授業を活用すれば指導の質を維持しながら生徒数を増やすことができます。
特に、中学生向けの指導をメインにしている塾で、高校部の運営にあまり手がかけられない場合にも映像授業は有効です。高校生の指導には、大学受験の知識や高度な教科指導が求められますが、映像授業を導入すれば、質の高い授業を提供しながら、塾全体の負担を最小限に抑えることができます。
映像授業の注意点
ただし、映像授業にもデメリットがあります。
- 受け身の学習になりやすく、演習をしないと理解が定着しにくい
- その場で質問できないため、フォロー体制が必要
映像授業は「見るだけでわかった気になる」リスクがあり、適切な演習を組み合わせないと、実際に問題を解く力がつかないことがあります。また、その場で質問できないため、疑問が解決しないまま進んでしまう可能性もあります。
そのため、映像授業を活用する際は、演習や質問対応をどのように組み込むかが重要です。 例えば、「映像授業+確認テスト」「映像授業+個別指導」など、学習のアウトプットを促す仕組みを作ることで、理解の定着を図ることができます。
教材選びを誤ると、「視聴するだけで終わってしまう」「質問できずにわからないままになる」といった問題が生じるため、しっかりと演習と解説がセットになっており、塾の先生が質問対応に追われない仕組みが整っている教材を選ぶことが大切です。映像授業はうまく活用すれば、塾の指導負担を軽減しながら生徒の学力向上につなげることができるため、導入時には演習・解説の充実度やフォロー体制も考慮することが重要です。
4. どちらを選ぶべき?塾のタイプ別おすすめの活用法
参考書と映像授業、それぞれのメリットを活かすために、塾のタイプごとに最適な活用法を考えます。
① 学習管理が徹底できる塾(進学校生徒向け・武田塾型)
→ 参考書学習でも成果を出しやすい
- 学習ルートを明確に作成できる
- 進捗管理やコーチングがしっかりできる
- 自学自習の習慣がある生徒が多い
② 個別指導型の塾(生徒ごとに指導を調整)
→ 映像授業を活用しつつ、必要に応じて参考書を併用
- 生徒ごとに学習内容を最適化しやすい
- 映像授業で基礎学習、個別指導で演習や質問対応
③ 中学部メインの塾(高校部は自習対応中心)
→ 映像授業を活用し、高校部を効率的に運営
- 中学部の指導にリソースを集中し、高校部は自習対応がメイン
- 高校生には映像授業を提供し、塾としての負担を最小限に
- 質問対応の時間を減らしつつ、学習管理の仕組みを整える
特に、高校部の生徒数は一定数確保したいが、指導のリソースが限られている場合、映像授業+演習の組み合わせが効果的です。学習の進捗管理やフォローを最低限に抑えつつ、安定した高校部の運営が可能になります。
5. 成功事例|映像授業の導入で収益と成績を向上させた塾の実例
事例:参考書での自習対応メインから映像授業併用に切り替え、売上アップ
以下はブロードバンド予備校を導入している学習塾の事例です。この教室では、ブロードバンド予備校を導入する前は、理系科目以外は生徒の学力に合わせ参考書を提案し、自習ベースで学習を進める形式をとっていました。
2019年にブロードバンド予備校を導入したことで売上と生徒の成績向上の両方を実現しました。
導入前
- 理系科目以外の部分では十分に大学受験対策のサポートをし切れていなかった。
- 確認テストを準備することができず、生徒が参考書で理解できているのかを確認するのが難しかった。
- 参考書提案だけだと授業料をとることは難しく、売上につながっていなかった。
導入後
- 自力で学習を進めるのが苦手な生徒や、苦手科目の対策として映像授業を進めることで生徒の成績UPや満足度を向上させることができた。
- 参考書提案のときには費用を取ることはできていなかったが、映像授業であれば個別指導のように1コマ○○円といったように授業料をとることができるようになり、労力を減らしながら、新たに年150万以上の売上を生み出すことができた。
6. まとめ|塾の運営形態に合わせた最適な教材選びを
参考書学習は正しく活用すれば非常に効果的ですが、学習管理が難しい塾では成果を出しにくいという課題があります。一方、映像授業は学習の進度を管理しやすく、指導の負担も軽減できるため、特に個別指導塾やオンライン指導、高校部の運営に多くのリソースを割けない塾と相性が良いです。
結論:塾の運営形態に合わせた教材選びが重要
- 学習管理が徹底できる塾なら、参考書メインでも成果を出しやすい
- 学習管理の負担を減らしたい場合は、映像授業を活用することで成績向上につながる
- 中学部メインの塾では、高校部の負担を抑え、大学受験指導の質を維持するために映像授業が効果的
私たちは、質の高い映像授業を提供し、多くの高校生を難関大学合格へと導いてきました。 また、学習塾の運営をサポートし、中学3年生を高校部にスムーズに移行させる取り組みなど、収益の安定化にも貢献しています。
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